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A1: TMS(Transcranial Magnetic Stimulation = 経頭蓋磁気刺激法)とは、電磁気で脳内の神経細胞を刺激して、脳神経の働きを活発化したり、鎮静化させたりする治療法です。 何十年もの研究で安全性が確認された今、ヨーロッパやカナダのみならず、アメリカ国内でも2008年10月にFDA(アメリカ食品医療品局)から、難治性うつ病の治療法としての効果と安全性が確認されて、認可がおり、その劇的な効果が注目を集め、現在では全米400箇所の医療機関で、最新のうつ治療法として広く普及し始めています。

 

Q2: どんな患者さんがTMS治療を受けるのですか?

A2: 1~4種類くらいの薬剤治療を試みても、その症状に十分な軽減が見られない、18歳以上の難治性うつ病患者さまへの治療法として認可されています。 しかし、実際の臨床の場では、もっと沢山のお薬を試みられた方や、長期のうつの方もTMSを受けていて、症状が改善しています。 そして最近では、抗うつ剤を副作用で飲めない方や、18歳以下の子供、80歳以上のお年寄り、妊娠・授乳中で抗うつ剤を飲みたくない方にも安全に治療ができ、効果があることが臨床の場で報告されております。

 

Q3: どんな患者さんにはTMSはお勧めできないのでしょうか?

A3: 電磁気を頭に当てるため、治療位置に近い頭部に 磁気に反応するような金属が埋め込まれている方や、お薬で抑制不能なてんかん発作がある方は、治療前に十分な検査をして、安全を確認する事をお勧めしています。また、精神病性うつ病(妄想や幻聴が聞こえて、現実感がない症状のあるうつ病)の方には、効き目がわかりにくいという報告がされています。

 

Q3: TMSはどういうメカニズム

 

人間の気分をコントロールすると言われる“背外側前頭皮質”と呼ばれる左脳内の神経細胞を、安全な方法により磁気で刺激します。私どものオフィスでは、経験豊かな精神科医と技

TMS治療は一切の外科的処置を含まず、麻酔も鎮静剤も使用する必要がございません。治療中患者様は眼が覚めた状態で、意識もはっきりしたままです。また、経口薬剤とは異なりますので、その作用が血液内を循環して全身に浸透することもありません。例えば抗うつ剤を服用することにより、その効能が血液を通し体全体に行き渡るために、体中のあちらこちらに副作用をもたらせます。多くの抗うつ剤を服用しているうつ病疾患者は、便秘、口内の乾き、性欲の低下などに悩まされることとなります。TMS治療において、こう言った副作用は確認されておりません。唯一の副作用として患者様の中には治療部位の痛み、多少の不快感を感じる方もおられますが、一時的なもので許容範囲内です。

 

TMS治療では、まず患者様の左脳にありますDLPFC(Dorsolateral prefrontal cortex、背外側前頭皮質)といわれる部分にコイルを装着します。この左脳部は我々の気分を調整する部分であり、磁気はその部分に集中して当てられます。磁気の範囲は直接脳全体に影響を与えることはなく、装着コイルの直下から2−3cmほどの所までの部分にだけ届くようになっています。TMS治療で使用される磁気は、MRI(磁気共鳴映像法)で使用されるものと同じ種類・強さになっておりますので、非常に安全です。この磁気が脳に届くことで、脳内に小さな電流が起こります。そしてこの電流が、神経伝達物質を放出する脳内細胞を活性化します。

 

当院で使用するニューロスター社のTMS治療は、一日約45−60分に及ぶ外来治療となります。一般的にこの治療を4−6週間かけて、20−30セッション行います。その後回数を減らし、3週間かけて6セッションの治療を行います。病歴や病状に合わせて、専門の医師の監視のもと、個々に合わせた治療計画を立てさせていただきます。

 

 

診療内容

 

上記でも述べましたように、TMSは薬剤での治療の結果その症状に良い変化が見られなかったうつ病性障害の治療法として、FDA(アメリカ食品医療品局)からの認可を受けております。現在も精神医学や神経医学の観点から、うつ病障害以外の疾患に関するTMSの効果について研究が進められているところです。

 

うつ病性障害(かかりつけの医師に診断を受け、過去に1つでも抗うつ剤を服用したが効果が見られなかった成人を主な対象とする)

 

その他にも当オフィスでは

パニック・不安障害

PTSD

双極性障害

線維筋痛症

などの患者様を診療した経験があります。

 

 

      Skypeでの診療

日本からの患者様向けに、Skypeを通して我がクリニックの医師でその高い実績に定評のあるマネビッツ医師とハルパー医師が、約90分におよぶ綿密なカウンセリング診療(通訳付き)を行います。

 

TMSの安全性と効能

 

TMS治療が安全な治療法であることはFDA(Food and Drug Administration,

アメリカ食品医療局)より認可されており、200,000以上の治療が安全に施行されていることで証明されています。

 

ニューヨーク近郊で一番最初に臨床的にTMS治療を開始しました。今現在のところ、3000回ほどの治療を約100人の患者さま(年齢17歳から92歳まで)に施しています。当院で行った最初の50人の患者さまの臨床研究では、注目に値する目覚ましい回復がみられました。TMS治療を当院で受けた結果、全米の治験結果66%を大きく上回る、90%がそのうつ症状に劇的な軽減がみられたと報告。70%は完治したとの報告があり、その中には過去に手に入る可能な限りの薬剤で治療を試みたものの、その症状に変化が見られなかった患者さまもいらっしゃいます。


 うつ病は正真正銘の病気であり、治療で治せます。

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